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COLUMNSブログ「論語と算盤」

電子部品業界-2

2023年12月7日

業界売上高トップ4

有価証券報告書 財務分析

 

<電子部品業界・・・第2回>

 

 

2回分析テーマ・・・利益創出力

分析指標値:総資本経常利益率

     売上高総利益率

      売上高営業利益率

       売上高当期純利益率

 

(各指標の説明はこちら

 

 

総資本税引前利益率

〔総資本税引前利益率=税引前利益÷総資本(負債+純資産)〕

※4社とも、経常利益の代わりに税引前利益を用いています。

(IFRS等のため)

 

 

 トップ村田製作所です。

過去2期連続で上昇し、2022.03期は15%強まで高まりました。

直近は下げましたが、4期間を通じて二桁を維持しており、他社と一線を画すレベルでの推移です。

 

 2番手はTDKです。

やや上下動があるようですが、5%台を維持する動きになっています。

 

 続いて京セラです。

当社も上下動があり、概ね4%台の推移となっています。

 

 そしてニデックです。

2022.03期までは比較的良好なレベルでしたが、直近は前年から2ポイント以上低下しました。

 

 

売上高総利益率

〔売上高総利益率(粗利益率)=売上総利益(粗利益)÷売上高〕

 

 トップ村田製作所です。

過去2期連続で上昇していましたが、直近では低下しました。

ただし、2020および2021.03期を上回るレベルを維持しています。

 

 2番手は京セラです。

2021.03期を除いて、27%台後半を維持する安定的な推移となっています。

 

 続いてTDKです。

過去3期は30%弱の極めて安定した推移でしたが、直近は比較的大きく低下しています。

 

 そしてニデックです。

2期連続の低下であり、直近では20%を割り込みました。

 

 

売上高営業利益率

〔売上高営業利益率=営業利益÷売上高〕

 

 トップ村田製作所です。

直近はやや大きめの低下度合いとなっています。

なお、長期構想「Vision2030」の中の「中期方針2024」において、営業利益率目標20%以上を掲げています。

 

 2番手はTDKです。

直近は低下したものの、前年に次ぐレベルとなっています。

なお、2021~2023年度の中期経営計画「Value Creation 2023」において、営業利益率の目標値として12%以上を掲げています。

 

 続いて京セラです。

やや上下動が見られます。

 

 そしてニデックです。

直近では、前年から4.4ポイント低下しました。

 

 

売上高当期純利益率

〔売上高当期純利益率=親会社の所有者に帰属する当期利益÷売上高〕

 

 トップ村田製作所です。

過去2期連続は大きな上昇度合いでしたが、直近では低下しました。

ただし、それでも15%と高い水準になっています。

 

 2番手は京セラです。

年度ごとに上下していますが、決して悪くないレベルを維持しています。

 

 続いてTDKです。

過去2期連続で上昇していましたが、直近では低下しました。

ただし、前社同様に決して悪くないレベルです。

 

 そしてニデックです。

今回述べてきた他の利益率指標と同様に、直近で大きく沈んでいます。

 

 

今回気になったのは

村田製作所抜きんでた利益率の高さ

そしてニデック直近における苦戦状況です。

 

 

今回の「利益創出力」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回は、「稼ぐ力」を見ていきましょう。

 

 

 

 

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