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COLUMNSブログ「論語と算盤」

生を決める

2024年6月4日

人事のそうしゅうするは落葉らくようごとし。れをはらえばきたる。ひっきょうきわまりむこと無し。緊要きんようの大事にあらざるよりは、すなわち迅速に一掃して、遅疑ちぎすべからず。すなわち、胸中しゃくとして余暇有りとす。〔晩二六五〕

(人のなすべき事柄が群がり集まる様は、まるで落葉のようなものである。いくら掃除しても落ちてきて、なくなることがない。だから、最も大事なことでない限りは迅速に片づけて、ぐずぐずしてはならない。それでこそ、心の中にゆったりとした余裕ができるのである。)

<出典:『言志四録 佐藤一斎』渡邉五郎三郎監修 致知出版社>

 

 

 

 

振り返ってみれば

日々

些末な事柄に翻弄されてきました

 

 

本当は迅速に片づけたいのですが

 

 

 

 

 

どうすればできるのでしょうか

 

 

 

それは

 本当にやらねばならないこと

  自分の人生で最も大切なもの

   それを明確に認識することでしょう。

 

 

 

 

これが決まれば、これ以外は些末なこととして素早く片付けられます。

 

そこでぐずぐずしていると、最も大切なことが、かげり始め、色褪せ始め、ぼやけ始めます。

 

 

 

 

だから

 

いまやる

 

 

 

 

 

 

昔は大きな事を考えていたのだが・・・

 

 

 

こう感じるのは

多分ぐずぐずしていたから

 

 

 

 

ただ

ぐずぐずすることしかできない

そんなときもあるものです

 

 

 

しかし

 そんなときこそ

  自分を厳しく見つめ

   鞭を打たねばなりません

 

 

 

いま

 

ではなく

 

いま

 

 

 

“ 命 ” とはそういうもの

 

 

 

 

“ 命 ” を得た植物は、無意識のうちに芽を出し、新緑を輝かせ、美しい花を咲かせます。

 

やがて秋になると落ち葉となってその “ 命 ” を閉じます。

 

 

“ 命 ” を得た野生動物は、無意識のうちに大地を駆け抜け、大空を舞い、大海で躍動します。

 

やがてそれぞれの寿命や食物連鎖の中で、その “ 命 ” を閉じます。

 

 

 

無意識に

 精一杯

  ぐずぐずせず

   ” いま ” こそ

    己の “ 命 ” を生きる

 

人に飼われる

犬、猫、家畜は

そうはいきません

 

 

 

 

“ 命 ” を燃やして生き抜くか

飼われる “ 命 ” に甘んじるか

 

 

どちらを生きるか

 

 

 

 

 

 

 

人生で最も大事なこと

 

 

それは

 

人生にとって最も大事なことを

決めること