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COLUMNSブログ「論語と算盤」

オフィス家具業界-4

2023年11月23日

業界売上高トップ4

有価証券報告書 財務分析

 

<オフィス家具業界・・・第4回>

 

 

4回分析テーマ・・・資本活用力

分析指標値:総資本回転率  

      売上債権回収日数

      棚卸資産回転日数

  流動比率

    自己資本比率

 

(各指標の説明はこちら

 

 

総資本回転率

〔総資本回転率=売上高÷総資本〕

 

 トップ内田洋行です。

先回のROEでも認識できましたが、資本を絞っている様子がうかがえます。

 

 2番手はオカムラです。

僅かながらですが、2期連続で上昇しています。

 

 続いてイトーキです。

売上高が増大する中、ほぼ1.1回でコントロールされています。

 

 そしてコクヨです。

売上高は増減していますが、総資本は微増が続いています。

 

 

売上債権回収日数

〔売上債権回収日数=売上債権残高÷日商(売上高÷365)〕

 

 最短内田洋行です。

ただし、安定はしておらず、年度ごとに変動しています。

 

 2番手はコクヨです。

直近は長期化して80日超になっています。

 

 続いてイトーキです。

3期連続の長期化であり、直近は月商3ヵ月分超となっています。

 

 そしてオカムラです。

短縮化傾向の様子ですが、直近は足踏みとなりました。

 

 

棚卸資産回転日数

〔棚卸資産回転日数=棚卸資産残高÷日商(売上高÷365)〕

 

 最短内田洋行です。

ただし、2期連続で長期化しており、直近では4週間分近くまでになっています。

 

 2番手はオカムラです。

直近は短縮しており、ちょうど4週間分程度になっています。

 

 続いてイトーキです。

過去2期連続で長期化した後、直近では短縮化しています。

 

 そしてコクヨです。

過去3期は安定していましたが、直近で大きく長期化しました。

 

 

流動比率

〔流動比率=流動資産÷流動負債〕

 

 トップコクヨです。

3期連続で上昇しています。

流動資産の内訳では、現預金が3割強、売上債権も3割強、在庫が2割弱という構成です。

 

 2番手はオカムラです。

3期連続の上昇であり、直近は比較的大きく伸びています。

流動資産の内訳では、現預金が3割弱、売上債権が5割強、在庫が15%ほどという構成です。

 

 続いてイトーキです。

3期連続の上昇となっています。

流動資産の内訳では、現預金が4割弱、売上債権が5割弱、在庫が1割強という構成です。

 

 そして内田洋行です。

4期を通じて140%近辺での推移となっています。

流動資産の内訳では、現預金が3割弱、売上債権5割弱、在庫が2割弱という構成です。

 

 

自己資本比率

〔自己資本比率=自己資本÷総資本〕

 

 トップコクヨです。

3期連続で上昇しています。

 

 2番手はオカムラです。

直近2期は連続で上昇しています。

 

 続いてイトーキです。

40%強の水準で推移しています。

 

 そして内田洋行です。

直近2期連続で上昇しています。

 

 

今回、特に気になったのは

内田洋行資本効率の良好さ

コクヨ安全性の高さでした。

 

 

今回の「資本活用力」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回は、「資金力」を見ていきましょう。

 

 

 

 

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