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有価証券報告書 財務分析
<オフィス家具業界・・・第3回>
第3回分析テーマ・・・稼ぐ力
分析指標値:EBITDA
EBITDAマージン
ROE
(各指標の説明はこちら)
【EBITDA】
〔EBITDA=営業利益+償却費〕
トップはコクヨです。
直近では縮小しました。
営業利益と償却費がともに減少しています。
2番手はオカムラです。
3期連続の拡大です。
営業利益と償却費、両方が増大しています。
また、今までの指標でも見られましたが、折れ線グラフがほぼ直線の右肩上がりを描いています。
続いて内田洋行です。
直近では拡大しており、内訳では償却費が微増し、営業利益はしっかり増大しています。
急拡大した2020年度を除くと、総じて拡大傾向と捉えられます。
そしてイトーキです。
直近は拡大しました。
償却費が減少した分以上に営業利益が増大しています。
【EBITDAマージン】
〔EBITDAマージン=EBITDA÷売上高〕
トップはコクヨです。
2021年度で大きく上昇し、直近でもさらに伸ばしています。
2番手はオカムラです。
3期連続で、しかも着実に上昇させています。
続いてイトーキです。
直近で大きく上昇させており、勢いが感じられます。
そして内田洋行です。
直近で下げており、全体的に低下傾向のようです。
【ROE】
〔ROE=親会社株主に帰属する当期純利益÷{純資産-(新株予約権+非支配株主持分)}〕
トップは内田洋行です。
直近は上昇し、10%以上の良好なレベルになっています。
直近では当期純利益が増大した上に、次回確認する純資産が継続的に絞られています。
なお、目標とする経営指標としてのROEについて、安定的に10.0%前後の水準を継続できる基盤づくりを目指すとしています。
2番手はイトーキです。
2020年度までのマイナスから、2021年度で3ポイント強、直近では8ポイントほどと極めて大きく上昇しました。
なお、中期経営計画「RISE ITOKI 2023」の数値目標として、ROE7.0%以上を掲げています。
続いてオカムラです。
3期連続の上昇であり、2期連続の10%超というレベルです。
なお、中期経営計画2025における定量目標として、ROE10.0%を掲げています。
そしてコクヨです。
2期連続で上昇しています。
なお、第3次中期経営計画の最終年度にあたる2024年12月期の目標ROEとして8.0%を掲げています。
今回、特に気になったのは
直近での上昇の勢いが強い
イトーキでした。
今回の「稼ぐ力」の順位による
比較レーダーチャートは以下のとおりです。
今回は以上です。
次回は、「資本活用力」を見ていきましょう。
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