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COLUMNSブログ「論語と算盤」

オフィス家具業界-3

2023年11月20日

業界売上高トップ4

有価証券報告書 財務分析

 

<オフィス家具業界・・・第3回>

 

 

3回分析テーマ・・・稼ぐ力

分析指標値:EBITDA    

         EBITDAマージン

      ROE

 

(各指標の説明はこちら

 

 

EBITDA

〔EBITDA=営業利益+償却費〕

 

 

 トップコクヨです。

直近では縮小しました。

営業利益と償却費がともに減少しています。

 

 2番手はオカムラです。

3期連続の拡大です。

営業利益と償却費、両方が増大しています。

また、今までの指標でも見られましたが、折れ線グラフがほぼ直線の右肩上がりを描いています。

 

 続いて内田洋行です。

直近では拡大しており、内訳では償却費が微増し、営業利益はしっかり増大しています。

急拡大した2020年度を除くと、総じて拡大傾向と捉えられます。

 

 そしてイトーキです。

直近は拡大しました。

償却費が減少した分以上に営業利益が増大しています。

 

 

EBITDAマージン

〔EBITDAマージン=EBITDA÷売上高〕

 

 トップコクヨです。

2021年度で大きく上昇し、直近でもさらに伸ばしています。

 

 2番手はオカムラです。

3期連続で、しかも着実に上昇させています。

 

 続いてイトーキです。

直近で大きく上昇させており、勢いが感じられます。

 

 そして内田洋行です。

直近で下げており、全体的に低下傾向のようです。

 

 

ROE

〔ROE=親会社株主に帰属する当期純利益÷{純資産-(新株予約権+非支配株主持分)}〕

 

 トップ内田洋行です。

直近は上昇し、10%以上の良好なレベルになっています。

直近では当期純利益が増大した上に、次回確認する純資産が継続的に絞られています。

なお、目標とする経営指標としてのROEについて、安定的に10.0%前後の水準を継続できる基盤づくりを目指すとしています。

 

 2番手はイトーキです。

2020年度までのマイナスから、2021年度で3ポイント強、直近では8ポイントほどと極めて大きく上昇しました。

なお、中期経営計画「RISE ITOKI 2023」の数値目標として、ROE7.0%以上を掲げています。

 

 続いてオカムラです。

3期連続の上昇であり、2期連続の10%超というレベルです。

なお、中期経営計画2025における定量目標として、ROE10.0%を掲げています。

 

 そしてコクヨです。

2期連続で上昇しています。

なお、第3次中期経営計画の最終年度にあたる2024年12月期の目標ROEとして8.0%を掲げています。

 

 

今回、特に気になったのは

直近での上昇の勢いが強い

イトーキでした。

 

 

今回の「稼ぐ力」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回は、「資本活用力」を見ていきましょう。

 

 

 

 

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