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COLUMNSブログ「論語と算盤」

オフィス家具業界-2

2023年11月16日

業界売上高トップ4

有価証券報告書 財務分析

 

<オフィス家具業界・・・第2回>

 

 

2回分析テーマ・・・利益創出力

分析指標値:総資本経常利益率

     売上高総利益率

      売上高営業利益率

       売上高当期純利益率

 

(各指標の説明はこちら

 

 

総資本経常利益率

〔総資本経常利益率=経常利益÷総資本(負債+純資産)〕

 

 トップオカムラです。

3期連続の伸長であり、安定的に良化しています。

 

 2番手は内田洋行です。

2020年度までトップでしたが、2021年度で比較的大きく低下しました。

直近では伸長しています。

 

 続いてコクヨです。

2期連続の伸長です。

 

 そしてイトーキです。

3期連続の伸長で、その度合いも比較的大きくなっています。

なお、中期経営計画「RISE ITOKI 2023」の数値目標として、経常利益65億円を掲げています。

 

 

売上高総利益率

〔売上高総利益率(粗利益率)=売上総利益(粗利益)÷売上高〕

 

 トップコクヨです。

3期連続で上昇しています。

なお、第3次中期経営計画の最終年度にあたる2024年12月期の目標売上総利益率として39.9%(実額1,437億円)を掲げています。

 

 2番手はイトーキです。

直近は上昇し、37%台に乗ってきています。

 

 続いてオカムラです。

4期を通じて大きな変化はなく、32%台を維持しています。

 

 そして内田洋行です。

他者と離れた水準での推移であり、また年度ごとに上下しています。

 

 

売上高営業利益率

〔売上高営業利益率=営業利益÷売上高〕

 

 トップコクヨです。

2021年度で比較的大きく上昇し、直前期も上昇しています。

なお、第3次中期経営計画の最終年度にあたる2024年12月期の目標営業利益率として7.6%を掲げています。

 

 2番手はオカムラです。

3期連続で安定的に上昇しています。

なお、中期経営計画2025における定量目標として、営業利益率8.0%を掲げています。

 

 続いてイトーキです。

3期連続で急上昇しています。

なお、中期経営計画「RISE ITOKI 2023」の数値目標として、営業利益率5.0%を掲げています。

 

 そして内田洋行です。

概ね安定していますが、細かく見ると3期連続の低下です。

 

 

売上高当期純利益率

〔売上高当期純利益率=親会社の所有者に帰属する当期利益÷売上高〕

 

 トップコクヨです。

2期連続で急上昇しています。

 

 2番手はオカムラです。

細かく見ると直近も伸びており、3期連続の上昇です。

 

 続いてイトーキです。

過去2期連続で最終赤字でしたが、2021年度から相当に良化してきています。

 

 そして内田洋行です。

安定的な推移であり、直近でも上昇しています。

 

 

今回気になったのは

イトーキ伸長度合の高さ

そしてオカムラ安定性でした。

 

 

今回の「利益創出力」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回は、「稼ぐ力」を見ていきましょう。

 

 

 

 

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