業界売上高トップ4
有価証券報告書 財務分析
<オフィス家具業界・・・第2回>
第2回分析テーマ・・・利益創出力
分析指標値:総資本経常利益率
売上高総利益率
売上高営業利益率
売上高当期純利益率
(各指標の説明はこちら)
【総資本経常利益率】
〔総資本経常利益率=経常利益÷総資本(負債+純資産)〕
トップはオカムラです。
3期連続の伸長であり、安定的に良化しています。
2番手は内田洋行です。
2020年度までトップでしたが、2021年度で比較的大きく低下しました。
直近では伸長しています。
続いてコクヨです。
2期連続の伸長です。
そしてイトーキです。
3期連続の伸長で、その度合いも比較的大きくなっています。
なお、中期経営計画「RISE ITOKI 2023」の数値目標として、経常利益65億円を掲げています。
【売上高総利益率】
〔売上高総利益率(粗利益率)=売上総利益(粗利益)÷売上高〕
トップはコクヨです。
3期連続で上昇しています。
なお、第3次中期経営計画の最終年度にあたる2024年12月期の目標売上総利益率として39.9%(実額1,437億円)を掲げています。
2番手はイトーキです。
直近は上昇し、37%台に乗ってきています。
続いてオカムラです。
4期を通じて大きな変化はなく、32%台を維持しています。
そして内田洋行です。
他者と離れた水準での推移であり、また年度ごとに上下しています。
【売上高営業利益率】
〔売上高営業利益率=営業利益÷売上高〕
トップはコクヨです。
2021年度で比較的大きく上昇し、直前期も上昇しています。
なお、第3次中期経営計画の最終年度にあたる2024年12月期の目標営業利益率として7.6%を掲げています。
2番手はオカムラです。
3期連続で安定的に上昇しています。
なお、中期経営計画2025における定量目標として、営業利益率8.0%を掲げています。
続いてイトーキです。
3期連続で急上昇しています。
なお、中期経営計画「RISE ITOKI 2023」の数値目標として、営業利益率5.0%を掲げています。
そして内田洋行です。
概ね安定していますが、細かく見ると3期連続の低下です。
【売上高当期純利益率】
〔売上高当期純利益率=親会社の所有者に帰属する当期利益÷売上高〕
トップはコクヨです。
2期連続で急上昇しています。
2番手はオカムラです。
細かく見ると直近も伸びており、3期連続の上昇です。
続いてイトーキです。
過去2期連続で最終赤字でしたが、2021年度から相当に良化してきています。
そして内田洋行です。
安定的な推移であり、直近でも上昇しています。
今回気になったのは
イトーキの伸長度合の高さ
そしてオカムラの安定性でした。
今回の「利益創出力」の順位による
比較レーダーチャートは以下のとおりです。
今回は以上です。
次回は、「稼ぐ力」を見ていきましょう。
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