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COLUMNSブログ「論語と算盤」

精密機器業界-1

2023年10月23日

業界売上高トップ4

有価証券報告書 財務分析

 

<精密機器業界・・・第1回>

 

オリンパス株式会社(3月決算)

テルモ株式会社  (3月決算)

HOYA株式会社   (3月決算)

株式会社ニコン  (3月決算)

 

 

1回分析テーマ・・・経営規模

分析実績値:売上高推移  

     営業利益推移

    総資産推移

     従業員数推移

 

 

売上高推移

 

 トップオリンパスです。

直前期の売上高は、前期比117.6%の8,819億円となりました。

4期間を通じたトップであり、直近2期連続の増大です。

 事業は次の3つのセグメントに分けられています。

  内視鏡事業

  直前期の売上高・・・前期比119.6%の5,518億円

  治療機器事業

  直前期の売上高・・・前期比115.5%の3,182億円

  その他事業

  直前期の売上高・・・前期比91.6%の119億円

なお、2024年3月期から2026年3月期の3年間の財務ガイダンスとして、売上高成長率約5%を掲げています。

 

 2番手はテルモです。

直前期の売上高は、前期比116.6%の8,202億円となりました。

2期連続での二桁成長で、トップに迫らん勢いです。

 事業は次の3つのセグメントに分けられています。

全セグメントで前期を上回っています。

  心臓血管カンパニー

  直前期の売上高・・・前期比121.0%の4,806億円

  メディカルケアソリューションズカンパニー

  直前期の売上高・・・前期比103.5%の1,917億円

  血液・細胞テクノロジーカンパニー

  直前期の売上高・・・前期比122.4%の1,476億円

なお、2021年12月に策定された5カ年計画において、売上高成長率一桁後半レベルを掲げています。

 

 

 続いてHOYAです。

直前期の売上高は、前期比109.4%の7,236億円となりました。

2期連続で増大していますが、直前期の伸び率は4社の中では低めです。

 事業は次の3つのセグメントに分けられています。

  ライフケア事業

  直前期の売上高・・・前期比116.5%の4,746億円

  情報・通信事業

  直前期の売上高・・・前期比98.4%の2,443億円

  その他

  直前期の売上高・・・前期比83.7%の46億円

 

 最後はニコンです。

直前期の売上高は、前期比116.4%の6,281億円となりました。

2021決算期で大きく低下しましたが、その後2期連続で増大しています。

 事業は次の5つのセグメントに分けられています。

  映像事業

  直前期の売上高・・・前期比127.4%の2,271億円

  精機事業

  直前期の売上高・・・前期比96.2%の2,033億円

  ヘルスケア事業

  直前期の売上高・・・前期比135.7%の994億円

  コンポーネント事業

  直前期の売上高・・・前期比132.0%の540億円

  産業機器・その他

  直前期の売上高・・・前期比123.1%の444億円

なお、中期経営計画における2025年のありたい姿として、売上高7,000億円を掲げています。

 

 

営業利益推移

 

 トップHOYAです。

※当社は「営業利益」のくくりを設けていないため、【連結包括利益計算書】をもとに「営業利益」を推定算出しています。

直前期の営業利益は、前期比104.7%の2,082億円となりました。

3期連続で着実に増大しています。

 セグメントごとの実績は以下のとおりであり、セグメント利益として表記されています。

  ライフケア事業

  直前期のセグメント利益・・・前期比109.3%の943億円

  情報・通信事業

  直前期のセグメント利益・・・前期比97.4%の1,197億円

  その他

  直前期のセグメント利益・・・前期比31.4%の9億円

 

 2番手はオリンパスです。

直前期の営業利益は、前期比127.7%の1,866億円となりました。

2期連続で4社中最大の度合いで増大しています。

 セグメントごとの実績は以下のとおりです。

全セグメントで前期を上回っています。

  内視鏡事業

  直前期の営業利益・・・前期比114.7%の1,528億円

  治療機器事業

  直前期の営業利益・・・前期比104.7%の637億円

  その他事業

  直前期の営業利益・・・前期20億円の損失に対して、損失9億円

   ※調整額(消去及び全社)として△289億円が加算されます。

 

 続いてテルモです。

直前期の営業利益は、前期比101.2%の1,173億円となりました。

2期連続の増大ですが、直前期はほぼ横ばいです。

 セグメントごとの実績は以下のとおりであり、調整後営業利益となっています。

  心臓血管カンパニー

  直前期の調整後営業利益・・・前期比120.3%の1,122億円

  メディカルケアソリューションズカンパニー

  直前期の調整後営業利益・・・前期比62.9%の148億円

  血液・細胞テクノロジーカンパニー

  直前期の調整後営業利益・・・前期比53.6%の112億円

 

 そしてニコンです。

直前期の営業利益は、前期比110.0%の549億円となりました。

2021決算期で大きく減少した後、2022決算でそれ以上に挽回し、直近も増大しています。

 セグメントごとの実績は以下のとおりです。

  映像事業

  直前期の営業利益・・・前期比221.4%の422億円

  精機事業

  直前期の営業利益・・・前期比61.8%の244億円

  ヘルスケア事業

  直前期の営業利益・・・前期比264.1%の116億円

  コンポーネント事業

  直前期の営業利益・・・前期比115.3%の147億円

  産業機器・その他

  直前期の営業利益・・・前期比122.4%の36億円

   ※営業利益には、グループ内取引分が含まれています。

 

 

総資産推移

 

 最大テルモです。

3期連続で、約9%ずつ拡大しています。

 

 2番手はオリンパスです。

当社も3期連続、しかも3期とも二桁増で拡大しています。

 

 続いてニコンです。

1兆円前後で推移させているようであり、各期の変動は小幅な動きとなっています。

 

 そしてHOYAです。

3期連続の拡大となっており、直近で1兆円超の規模になりました。

 

 

従業員数推移

 

 最大HOYAです。

過去2期では増員してきましたが、直近では比較的大きな減員となっており、4期間における最少人員数になっています。

 

 2番手はオリンパスです。

減員傾向でしたが、直近では増やしています。

 

 続いてテルモです。

3期連続の増員であり、売上高や総資産とともに経営規模を拡大しています。

 

 そしてニコンです。

減員傾向でしたが、直近で若干増員しています。

 

 

今回の「経営規模」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回は「利益創出力」を見ていきましょう。

 

 

 

 

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