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COLUMNSブログ「論語と算盤」

自動車業界-5

2023年9月4日

業界売上高トップ4

有価証券報告書 財務分析

 

<自動車業界・・・第5回>

 

 

5回分析テーマ・・・資金力

分析指標値       

手元資金推移  

手元流動性比率

      手元資金有利子負債カバー率

  総資本営業CF比率

  売上高営業CF比率

 

(各指標の説明はこちら

 

 

手元資金推移

〔手元資金=現金預金+有価証券(短期保有目的)〕

 

 最大トヨタです。

10兆円台に乗るのも近い将来のように感じます。

 

 2番手はホンダです。

3期連続で増大しています。

 

 続いて日産です。

 

 そしてスズキです。

 

 

手元流動性比率

〔手元流動性比率=(現金・預金+有価証券)÷(年商÷365)〕

 

 トップトヨタです。

ただし、2期連続で低下しています。

売上高の上昇以上に「現金及び現金同等物」は増えていますが、流動資産中の「その他の金融資産」が2期連続で大きく減少しています。

 

 2番手はホンダです。

直近で低下していますが手元資金自体は前年比で増しています。

売上高の伸びが116.2%と大きかったことが影響しています。

 

 続いてスズキです。

売上高が2期連続で大きく伸びる中、「現金及び預金」と「有価証券(流動資産)」はともに減少しています。

 

 そして日産です。

2期連続で伸びる売上高に対して、手元資金の増加度合いはそれを下回っています。

 

 

手元資金有利子負債カバー率

〔手元資金有利子負債カバー率=(現金・預金+有価証券)÷有利子負債〕

 

 トップスズキです。

4期連続で100%超、つまり実質無借金経営の状態を続けています。

 

 2番手はホンダです。

有利子負債の伸び率は総じて低く、直近では減少しています。

そのため当指標は3期連続で上昇しています。

 

 続いてトヨタです。

2期連続で低下しています。

有利子負債の伸び率が手元資金のそれに勝っています。

 

 そして日産です。

有利子負債は3期連続で減少しています。

手元資金の動きが指標値に反映されています。

 

 

総資本営業CF比率

〔総資本営業CF比率=営業CF÷総資本〕

 

 トップホンダです。

直近2期の営業CFの伸び率が相当に大きく拡大し続ける総資本を上回っています。

 

 2番手は日産です。

直近では上昇しました。

総資本と営業CF、ともに年度ごとの上下動が大きくなっています。

 

 続いてスズキです。

日産と同様に、直近で上昇しています。

営業CFが拡大しており、良化の方向が感じられます。

 

 そしてトヨタです。

4社中で唯一直近で低下しています。

直近の営業CFが、前年比で8割ほどに留まったためです。

 

 

売上高営業CF比率

〔売上高営業CF比率=営業CF÷売上高〕

 

各社の推移に目立った点は無いので、解説は割愛します。

 

 

今回、特に気になったのは

ホンダ強さでした。

 

 

今回の「資金力」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回は、「投資力」を見ていきましょう。

 

 

 

 

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