Loading

COLUMNSブログ「論語と算盤」

家電量販業界-3

2023年7月31日

業界売上高トップ4

有価証券報告書 財務分析

 

<家電量販業界・・・第3回>

 

 

3回分析テーマ・・・稼ぐ力

分析指標値:EBITDA    

         EBITDAマージン

  ROE

 

(各指標の説明はこちら

 

 

EBITDA

〔EBITDA=営業利益+償却費〕

 

 

 トップヤマダHDです。

ただし、2期連続で急減しています。

直近では、営業利益の減少が主要因となっています。

 

 2番手はケーズHDです。

当社も2期連続の減少となっており、直近は4期中で最も少額となりました。

やはり営業利益の減少が主因です。

 

 続いてエディオンです。

2期連続の減少です。

直近は営業利益が微増し、償却費が微減した結果、ほぼ前年並みです。

 

 そしてビックカメラです。

前社とは逆に、直近は営業利益が微減し、償却費が微増したため前年並みとなっています。

 

 

EBITDAマージン

〔EBITDAマージン=EBITDA÷売上高〕

 

 トップケーズHDです。

4期を通じてトップであり、高いレベルです。

ただし、2期連続で低下しています。

 

 2番手はヤマダHDです。

4期を通じて2番手ですが、前社と同様に2期連続の低下です。

 

 続いて僅差でエディオンです。

 

 そしてビックカメラです。

2期連続で、4社中唯一の上昇傾向となっています。

 

 

ROE

〔ROE=親会社株主に帰属する当期純利益÷{純資産-(新株予約権+非支配株主持分)}〕

 

 トップケーズHDです。

2021期、2022期と10.0%以上を維持しましたが、直近では残念ながら7.5%まで落ちました。

なお、目標とする経営指標として、連結ROE10.0%以上を設定しています。

 

 2番手はエディオンです。

2期連続の低下ですが、既述の指標と同様に、直近の低下度合いはかなり小さくなっています。

 

 続いてヤマダHDです。

2期連続の低下となっています。

なお、目標とする経営指標として、ROE10.0%以上を設定しています。

 

 そしてビックカメラです。

2020期(2019年8月決算)は10.0%超のトップでしたが、翌期に大きく低下し、その後低空飛行となっています。

 

 

今回、特に気になったのは、

前回に続きますが、

売上規模3位ケーズHD強さです。

 

 

今回の「稼ぐ力」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

今回は以上です。

 

次回は、「資本活用力」を見ていきましょう。

 

 

 

 

※当サイトの「注意・免責事項」ご確認ください。