業界売上高トップ4
有価証券報告書 財務分析
<家電量販業界・・・第3回>
第3回分析テーマ・・・稼ぐ力
分析指標値:EBITDA
EBITDAマージン
ROE
(各指標の説明はこちら)
【EBITDA】
〔EBITDA=営業利益+償却費〕
トップはヤマダHDです。
ただし、2期連続で急減しています。
直近では、営業利益の減少が主要因となっています。
2番手はケーズHDです。
当社も2期連続の減少となっており、直近は4期中で最も少額となりました。
やはり営業利益の減少が主因です。
続いてエディオンです。
2期連続の減少です。
直近は営業利益が微増し、償却費が微減した結果、ほぼ前年並みです。
そしてビックカメラです。
前社とは逆に、直近は営業利益が微減し、償却費が微増したため前年並みとなっています。
【EBITDAマージン】
〔EBITDAマージン=EBITDA÷売上高〕
トップはケーズHDです。
4期を通じてトップであり、高いレベルです。
ただし、2期連続で低下しています。
2番手はヤマダHDです。
4期を通じて2番手ですが、前社と同様に2期連続の低下です。
続いて僅差でエディオンです。
そしてビックカメラです。
2期連続で、4社中唯一の上昇傾向となっています。
【ROE】
〔ROE=親会社株主に帰属する当期純利益÷{純資産-(新株予約権+非支配株主持分)}〕
トップはケーズHDです。
2021期、2022期と10.0%以上を維持しましたが、直近では残念ながら7.5%まで落ちました。
なお、目標とする経営指標として、連結ROE10.0%以上を設定しています。
2番手はエディオンです。
2期連続の低下ですが、既述の指標と同様に、直近の低下度合いはかなり小さくなっています。
続いてヤマダHDです。
2期連続の低下となっています。
なお、目標とする経営指標として、ROE10.0%以上を設定しています。
そしてビックカメラです。
2020期(2019年8月決算)は10.0%超のトップでしたが、翌期に大きく低下し、その後低空飛行となっています。
今回、特に気になったのは、
前回に続きますが、
売上規模3位のケーズHDの強さです。
今回の「稼ぐ力」の順位による
比較レーダーチャートは以下のとおりです。
今回は以上です。
次回は、「資本活用力」を見ていきましょう。
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