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COLUMNSブログ「論語と算盤」

貨物運送業界-5

2023年4月17日

業界売上高トップ4

有価証券報告書 財務分析

 

<貨物運送業界・・・第5回>

 

 

5回分析テーマ・・・資金力

分析指標値:手元資金推移

       手元流動性比率

             手元資金有利子負債カバー率

          総資本営業CF比率

          売上高営業CF比率

 

(各指標の説明はこちら

 

 

手元資金推移

〔手元資金=現金預金+有価証券(短期保有目的)〕

 

 最大NXHDです。

直近、つまりホールディングカンパニーの初年度である2022決算期で急増しました。

 

 2番手はヤマトHDです。

2021決算期に良化して直近で低下するという、今まで見てきた各指標と同様の動きです。

直近の値は4期間で最少となっています。

 

 続いて近鉄エクスプレスです。

3期連続で逓増しており、徐々に資金力が高まってきています。

 

 そしてSGHDです。

2020決算期で減少した後、2期連続で徐々に増加してきています。

 

 

手元流動性比率

〔手元流動性比率=(現金・預金+有価証券)÷(年商÷365)〕

 

 トップ近鉄エクスプレスです。

2期連続の低下で、特に直前期の低下度合いが大きくなっています。

ただしこれは売上高が急増した影響なので、現状では何の問題もないと言えます。

 

 2番手はNXHDです。

2020決算期以降、40日近くのレベルで安定的に推移しています。

 

 続いてヤマトHDです。

直前期では手元資金自体が減少し、さらに売上高が増したため、比較的大きく低下しました。

 

 そしてSGHDです。

2020決算期で低下した後は、20日近辺での推移です。

棚卸資産が4社中最大であり、また直前期は売上債権が膨らむなど、やや資金力が強まりづらい状況です。

 

 

手元資金有利子負債カバー率

〔手元資金有利子負債カバー率=(現金・預金+有価証券)÷有利子負債〕

 

 トップヤマトHDです。

4期を通じて実質無借金経営であり、直近2期はグラフに収めていません。

この直近2期は連続で有利子負債を大幅に削減しています。

 

 2番手はNXHDです。

直近で実質無借金経営の域に達しました。

手元資金の増大に加え、有利子負債も削減されています。

 

 続いて近鉄エクスプレスです。

有利子負債に大きな増減はありませんが、手元資金の増大によって徐々に値を上げてきています。

 

 そしてSGHDです。

当社も有利子負債に大きな増減はなく、手元資金の増大により、当指標が上昇してきています。

 

 

総資本営業CF比率

〔総資本営業CF比率=営業CF÷総資本〕

 

 トップNXHDです。

過去3期間はそれほど高くありませんでしたが、直前期で相当に大きく上昇させています。

なお、4期間の上下動が大きくなっています。

 

 2番手はSGHDです。

当社も上下動がかなり大きめです。

2021決算期のレベルは相当高かったのですが、直前期は大きく下げています。

 

 続いて近鉄エクスプレスです。

2期連続で低下してきています。

 

 そしてヤマトHDです。

当社の上下動も大きい方であり、直前期の下げ幅は比較的大きくなっています。

 

 

売上高営業CF比率

〔売上高営業CF比率=営業CF÷売上高〕

 

 直前期における順位、および過去の推移に大きな変化はありませんので、解説は省きます。

 

 

今回、特に気になったのは、

NXHD資金力、

そしてキャッシュ創出力の強さであり、

ホールディング会社化した

好影響が表れてきているようです。

 

 

今回の「資金力」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回は、「投資力」を見ていきましょう。

 

 

 

 

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