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COLUMNSブログ「論語と算盤」

水産業界-3

2023年2月6日

業界売上高トップ4

有価証券報告書 財務分析

 

<水産業界・・・第3回>

 

 

3回分析テーマ・・・稼ぐ力         

分析指標値:EBITDA、         

    EBITDAマージンROE

 

(各指標の説明はこちら

 

 

EBITDA

〔EBITDA=営業利益+償却費〕

 

 

 トップ日本水産です。

直前期は営業利益が大きく伸長したため、4期中の最高値まで拡大しています。

 

 2番手はマルハニチロです。

当社も直前期の営業利益が伸長し、4期中の最高値となりました。

 

 続いて横浜冷凍です。

営業利益は伸長しましたが、金額としては4社中で最少額です。

ただし、償却費が相対的に大きいことから、3番手に位置しています。

積極的な設備投資がうかがえます。

なお、「ヨコレイ事業ビジョン2030」において、EBITDAの目標を170億円としており、2023年度については目標110億円を掲げています。

 

 そして極洋です。

営業利益は4社中3位ですが、償却費の額は最も少なくなっています。

EBITDAとしては2期連続で拡大となっており、今後が期待されます。

 

 

EBITDAマージン

〔EBITDAマージン=EBITDA÷売上高〕

 

 トップ横浜冷凍です。

4社中で唯一の3期連続の上昇であり、10%に届く勢いです。

 

 2番手は日本水産です。

総じて上昇傾向と捉えられます。

 

 続いてマルハニチロです。

2期連続の上昇となっています。

 

 そして極洋です。

当社も2期連続の上昇となっています。

 

 

ROE

  〔ROE=親会社株主に帰属する当期純利益

÷{純資産-(新株予約権+非支配株主持分)}〕

 

 トップ極洋です。

2020決算期で落ち込みましたが、それを除くと上昇傾向となっています。

また、直前期においては市場が求める10%ラインを超えてきています。

 

 2番手はマルハニチロです。

2020決算期から2期連続で低下し、2021決算期はかなり低くなっていました。

ただし、直前期は当期純利益が前期の3倍ほどに高まったため、10%超のレベルにまで復元しています。

 

 続いて日本水産です。

2期連続で低下していましたが、直前期では上昇しています。

10%近辺を底堅く推移している状態です。

なお、長期ビジョン「Good Foods 2030」において、2024年度計画をROE10.0%以上としています。

 

 そして横浜冷凍です。

他の3社に比べると低空飛行となっています。

前回見た売上高当期純利益率は4社中トップでしたが、純資産(非支配株主持分除く)が大きいため、当指標が上昇しづらくなっています。

もっともそれが当社の意向と察せられ、そうであれば特段の問題はないと言えます。

 

 

今回、特に気になったのは、経営規模では大きくない

極洋横浜冷凍2社が良好な指標であった点です。

効率的な運営を意識されていることがうかがえます。

 

 

今回の「稼ぐ力」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回は、「資本活用力」を見ていきましょう。

 

 

 

 

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