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COLUMNSブログ「論語と算盤」

受動から創造へ

2024年2月6日

のたまわく、じゅっしつゆう、必ずちゅうしんきゅうごとき者らん。丘のがくを好むにかざるなり。

(先師が言われた。

「十軒程の小さな村にも、必ず私ぐらいのまことの人はいるだろう。然し私の学を好むのに及ぶ人はいない」)

<出典:『仮名論語』伊與田覺著 致知出版社>

 

 

 

 

“ 忠信 ”

まことの人

 

忠実、誠実、正直、堂々

勇気、親切、守護、努力

 

 

そんな印象の人でしょうか。

 

例えば、自分の親、所属する組織の上司、地域の責任者に対し、忠実に従い、彼らを助け、目下の人や弱者に手を差し伸べる人。

 

特に、利害関係の少ない家庭内や地域社会においては、信頼され尊敬されるでしょう。

 

 

 

 

“ 学を好む ”

 

自分の人生をより良くし

さらに周囲も良くするために学ぶ

 

それを能動的に行う人

 

 

 

“ 忠信の人 ” は、生じた現象に対して手を打つ、受動的な行動が主。

 

“ 学びの人 ” は、自らに疑問を投げかけて、より良い状況を創り出す能動的な行動が主。

 

 

大きな違いは

“ 受動 ” と “ 能動 ”

 

 

 

“ 受動 ” が

 状況に左右されやすい中

  何とか良くしようと工夫するのに対して

 

“ 能動 ” は

 「どうあるべきか」を探索し

  自らの中核的価値観を確立します

 

 

 

 

このことを仕事において的確に指摘するピーター・F・ドラッカー。

 

ドラッカー学会の共同代表理事である佐藤等氏は、月刊誌『致知』の中で次のように解説されています。

 

「仕事の本質は、自分の意志とは切り離されたところに存在する顧客のために「なすべきこと」です。一方、人間の発展は内面の問題です。それは、仕事に取り組む己の姿勢が問われるということです。」

 

「ドラッカーは、成果の本質を売上や利益をあげることではなく、外の世界に変化を起こすこと、すなわち顧客に良い影響をもたらすことであるととらえています。

 

 このような言葉の意味を自己の内面に取り込んだ者は、“ では顧客がわれわれに期待していることは何か ” と考えられるようになるかもしれません。」

 

<出所:月刊誌『致知』2024年2月号

「仕事と人生に活かすドラッカーの教え」>

 

 

 

 

“ 受動的な行い ”

その先にある

 

“ 自らが能動的に創り上げていく ”

ことへの挑戦こそ

 

人生の意味と意義が見出され

味わいも深まるのでしょう