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COLUMNSブログ「論語と算盤」

自動車業界-3

2022年8月22日

自動車業界の3回目です。

 

今回は、「稼ぐ力」の分析です。

 

 

取り上げる指標は、EBITDAEBITDAマージンROEとなります。

 

なお、各指標についての説明はこちらです。

 

 

EBITDA

〔EBITDA=営業利益+償却費〕

 

 

 トップトヨタです。

2期連続で低下していましたが、直前期は大きく盛り返し、4期間中の最大値となっています。

内訳をみると、営業利益のみならず償却費も増大しています。

 

 2番手はホンダです。

2期連続低下の後、直前期は4期中最大値まで拡大させており、トップと同じ様な推移です。

内訳では、営業利益の拡大がけん引役であり、償却費はやや減少しました。

 

 続いて日産です。

直前期は前年比で167.8%と、めざましい急拡大です。

償却費は微減しており、営業利益の大きな拡大が主因です。

 

 そしてスズキです。

直前期で盛り返していますが、4期中3番目のレベルであり、他の3社に比べるとやや物足りなさを感じます。

償却費が増していますが、営業利益が減少したことが痛手です。

 

 

EBITDAマージン

〔EBITDAマージン=EBITDA÷売上高〕

 

 トップトヨタです。

2期連続で上昇させており、直前期は15%を超えるレベルに至っています。

稼ぐ力としては秀逸です。

 

 2番手は日産です。

2期連続で急低下していましたが、直前期で急上昇しました。

この指標に限らず、この勢いを続けてほしいものです。

 

 続いてホンダです。

直近2期は連続で上昇しています。

 

 そしてスズキです。

2019期は高いレベルでしたが、3期連続で低下しています。

 

 

ROE

  〔ROE=親会社株主に帰属する当期純利益

÷{純資産-(新株予約権+非支配株主持分)}〕

 

 トップトヨタです。

9%台を維持しつつ、直前期では10%台に乗せてきています。

直前期の業績はまさに力強いと言えます。

 

 2番手はスズキです。

3期連続で低下していますが、8%台を維持しています。

2019期は相当高かったため、今後の挽回が期待されます。

 

 続いてホンダです。

意外にもこの4期間は、5%~7%台とやや低めのレベルになっています

 

 そして日産です。

2期連続の最終赤字から、直前期では4%超まで復元させてきています。

 

 

今回、特に気になったのは、トヨタ稼ぐ力強さです。

 

今回の「稼ぐ力」の順位による

比較レーダーチャートは以下のとおりです。

 

 

トヨタ以外の3社にもそれぞれの強みが見られます。

ただし、全指標トップというトヨタの力強さは圧巻です。

 

 

 

今回は以上です。

 

次回は、「資本活用力」を見ていきましょう。

 

 

 

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