我敬於他人 他人亦敬我 己敬人之親 人亦敬己親 〔實語教〕
我他人を敬えば、他人また我を敬う。
己人の親を敬えば、人また己が親を敬う。
(意訳:自らが他人を敬えば、他人の方も自らを敬ってくれるようになる。
自らが人の親を敬えば、その人はきっと自分の親を敬ってくれるようになる。
<参考書籍:『實語教童子教 改版』馬喰町 錦耕堂山口屋藤兵衛板 解説>
他者を敬う
小さい頃は学校の先生
老人
バスの運転手さん
食堂の人
成人になれば
尊敬できる上司や取引先の人
そして自分の親
こう書けば多いものだと感じますが、これ以外に自分を助けてくれた人はいったい何人、何万人いるのでしょうか。
おそらく、自分が敬うことができているのは、ほんの一握りの人たちでしょう。
では
触れ合った人たち
全員を敬うべきなのでしょうか
我以外皆我師とも言われます。
この意味など、つい最近までまったくわからず、実感さえできませんでした。
しかし今日
ヒントを得られました
生きる目的が
自分自身を高め
成熟させることであれば
自分を
より一層
練り上げねばなりません
大事なことは
自省であり
自分を高めるためには
欠かせない修養の源泉です
人と触れ合えば、多くの場合、いくつかの失敗を犯します。
優れた人物との触れ合いが増せば、その失敗の頻度も高まるものです。
この失敗の数々
それこそが自省の種
つまり、他人は、自分の至らなさに気付かせてくれるわけです。
懇切丁寧に説明してくれる教師ではなく、自らを映し出す鏡として、自分の痛いところ、弱いところをありのままに見せつけてくれるのです。
人との触れ合いは
自分にとって重要なもの
だからこそ
気づかせてくれた
その人を敬い感謝する
それが道理
やや深入りしたかもしれません。
今日の言葉を、もっと言葉通りに素直に受け入れることも大切です。
他者を敬えば
他者も自分を敬ってくれる
そうでない他者もいるかもしれません。
しかし、自分の仲間や人生の師を見付けるためにも、触れ合うすべての他者を敬う心がけを持ちたいものです。
そして
他者にとって
最も大切な人をも敬うこと
まさに
仁
恕の心
人と人との関係を良好にしていくこと
それこそが
自分を幸福にする鍵
この世は人と人との繋がりがあってこそですから