詩に云わく、楽只の君子は民の父母と。民の好む所之を好み、民の惡む所之を惡む。此を之れ民の父母と謂う。詩に云わく、節たる彼の南山、維れ石巖巖たり。赫赫たる師尹、民具に爾を瞻ると。國を有つ者は以て慎まざる可からず。辟すれば則ち天下の僇となる。
(詩経(南山有台篇)に、「ゆったりとして楽しげな君主は民の父母」とあるが、民の好むところを好み、民の悪むところを共に悪む。このように民と好悪を共にする君主を民の父母というのである。
詩経(小雅節南山篇)に、「そそり立つ高いあの南山は、石がいかめしく積み重なって、天下の総ての人が仰ぎ見るように、周の大師である尹氏という人は、地位が優れて高く、民は目を睜って彼を仰ぎ見詰めている」とある。国を有つ君主は慎まねばならない。私利我欲に片寄ってわがままになると、身は弑せられ、国は亡ぼされて、大きなはずかしめを受けることになる。)
<出典:『『大学』を素読する』伊與田覺著 致知出版社>
七福神は、いつも穏やかな表情で、笑顔も温かく、私たちに安堵感を与えてくれます。
見守ってくれている、そんな気にさせてくれます。
七福神のあり方は、今日の言葉にある〝民の父母〟と感じます。
もしも、悪いことを好んで行う民がいたら、天罰を下すはず。
民の好むところと
民の悪むところの線引き
これはやはり
持って生まれた
純粋で無垢な
良心に従うところでしょう
七福神のような君主ならば
国民(国人)は
安心して生活できるでしょう
君主が私利我欲に溺れてしまうと、民からの反発を買い暴動が起こりかねません。
そうなると、やがてその国は滅びます。
そのきっかけを作った君主は、未来永劫、辱めを受けることになるのです。
今
世界の国々の君主の姿
あなたの目には
どのように映っていますか
大国の君主ほど
その狭量さや利己的な振る舞いが目立ちます
自分は歴史に残るべき君主だと
まるで餓鬼のような表情で主張する姿
人類という同じ種の目から見ても哀れです
彼らは決して〝 偉人 〟とはなりません
民の良心に反する “ 異人 ” なのですから
日本はまだましな方だと思います。
ただし、同じような道を後から進んでいる、そんな不安も感じます。
真の君子が
見当たりません
ウルグアイの大統領であったホセ・ムヒカ氏(1935~2025)は、その質素な生活ぶりから「世界一貧しい大統領」と呼ばれていました。
君子のような人物であったかどうかはわかりませんが、世界中から良い印象で注目されていたことは事実です。
君主、政のトップこそ、国民の鏡となる人物でなければ、その国は決してまとまりません。
人類は進化しているとは言えず
むしろ退化している
そんな気がしませんか
退化する種は
ご多分に漏れず
絶滅への途を辿ります
急ぎ
まずは自分
そして身近な領域から
道理というものを
改めて根付かせていく試みが必要です