見善者速行 見悪者忽避 〔實語教〕
善を見ては速やかに行え。
悪を見てはたちまち避けよ。
(善の行為を見たら、すぐに自分も同じように善を行うこと。悪を見たら、決して寄り付かないようにすること。)
<参考書籍:『實語教童子教 改版』馬喰町 錦耕堂山口屋藤兵衛板 解説>
今日の言葉は、人付き合い、誰と付き合うべきかの判断基準をも示しています。
私はどうも、人物を見定める目があまり良くない方だと感じることがあります。
輝いているような人、華やかな人を見て、この人はこれから何かを成す人だと思ってしまうのですが、他の人は必ずしもそうではないようです。
事実、そのときは光って見えるのですが、多くの場合、自らの言動がもとであまり良くない結末を迎えてしまうようです。
善を見たら速やかに行い、悪を見たらすぐに避ける
これには、まず善と悪を見定める力が必要ですが、多くの人が持ち合わせているでしょう。
(持ち合わせていない人は、無防備に悪に近づいてしまうのでしょう)
さらに、素早く行動できるか否かは、善悪に対する反応の鋭さが表れるようです。
この行動によって、善の人か悪の人か、両者を見抜く力が培われていくのでしょう。
反応が遅いというのは、どっちつかずの位置に立つということ。
善を見たら
すぐに自分も行いましょう
自分自身を
〝 善の色 〟で染めてしまうのです
悪を見たら
すぐに遠ざかりましょう
自分自身が
“ 悪の色 ” に染まらぬように
霧の中を行けば
覚えざるに衣しめる
よき人に近づけば
覚えざるによき人となるなり
(霧の中を歩くと、知らないうちに衣服が湿る。
善い人と付き合えば、知らないうちに自分も善い人になる)
(道元)
子供から大人、老いに至るまで、善と悪は絶え間なく眼前に現れます。
少しでも脇が甘ければ、自分を貶めかねません。
善は
間違いなく
全面的で
偽りのない
心からの幸福につながります
悪は
欲を満たせる
そんな姿を見せますが
実態は間違いなく不幸です
一日一善、二善、三善
笑顔と希望
それに強い意志を添えて