万事しだるき事、十に七つ悪し〔直茂公御壁書〕
(しだるきとは、手間がかかり、はかのいかぬことをいう。あれこれと思い迷ってやることは、十のうち七つははずれてしまう。迷いを去り、決断力を持てということ。)
<出典:『葉隠』原著 山本常朝/田代陣基 神子侃編著 徳間書店>
決断し
行動する
最も大切なこと
世の中にはなかなかそうできない事もあります。
個人的な取り組みや挑戦ならばすぐに動くことも可能ですが、会社など組織になると、やれ調査してからだ、過去の実績を分析してからだ、上司にお伺いを立ててからだ、稟議決裁がおりてからだと、決断してからの時間が相当にかかります。
個人的な活動と比べると、ゆうに100倍の時間を要するでしょう。
完全に出遅れの状態ですが、それよりももっと大きな弊害があります。
それは、すぐやれば1年で100できる挑戦が10しかできなくなり、その分成功の数が減るということです。
“ 大いなる助走 ” は不要
臆病者の成功は
少ないもの
対照的に、事業を起こすベンチャー経営者たちは、自らが組織の意思そのものであるため即断即決です。
挑戦の数は増え、成功の数も増えます。
その一方、当然ながら失敗の数も増えます。
1990年を頂点としたバブル経済まで、日本は挑戦者だったのでしょう。
その後は守りに入ってしまい、少々業績が下がると怖気づき、回避することに専念してきました。
対して昨今、若者が管理職になりたくないと言っているようですが、私はこれを日本の活力復活という側面から大いに期待したいと思っています。
自らの力で立ち上がり
未来を切り開く人生
それを体現する
ところで、野球で高打率と言えば3割打者です。
あのイチロー氏や大谷翔平氏でさえ、4割を超えるのはほぼ実現不可能な領域です。
これは、人生の大半を野球に投じてきた彼らの結果です。
すると普通の人、私たちのような平凡な人間は、どうあがいても成功するのはせいぜい2割程度ということでしょうか?
私はそうは思いません。
一生をかけて、自分の人生を創り上げていく
一瞬一瞬、きちんと判断し進むべき道をゆく
これは、大打者が打席に立つ回数よりも、もっと細やかかつ頻繁です。
自分の使命を貫いてゆくこの心掛けと活動は、必ず実りを生むでしょう。
努力をあきらめないかぎり
失敗なんてこの世にはないのだ
(エルバート・ハバード 米作家)
人は失敗するのではない
努力するのを諦めるのだ
(エリフ・ルート 元米国務長官)
良い成果を上げるには
正しいことを
ひたむきにやり続けること
結果や
他人の意見
これらに惑わされずやること
全ては自分次第です
素の心で
正直に
真っ直ぐに
正しいことを
夢を持って
信念とともに
さあ
決めましょう
そして進みましょう