養生の工夫は、節の一字に在り。〔晩二八〇〕
(養生の工夫をひと言で言えば、物事を過度にせず、節度を守るということにある。)
<出典:『言志四録 佐藤一斎』渡邉五郎三郎監修 致知出版社>
一日二十四時間、節度を守って過ごす
どういう活動が理想なのでしょうか
私は
八時間は睡眠に関わる時間として
八時間は仕事に関わる時間として
八時間は食事や家事、読書や趣味
そのような活動に関わる時間
こんな区分けが良いと思います
しかしながら、自分自身ができていません。
もう還暦の代ですが、そのことに思いをはせることなく、四十歳、五十歳代のつもりでいるようです。
仕事をやりすぎることもあります。
食事においては、お酒を呑み過ぎることもしょっちゅうです。
掃除は年末の大掃除以外は滅多にせず、炊事や洗濯など家事の大半は妻任せ。
これでも若い頃に比べると少しは落ち着いてきていますが、自己管理としては拙いものです。
これからはもっと “ 修身 ” という観点から、日々の行いを整える必要があります。
それも一つの “ 克己 ” (己に克つ)
こうやって改めて自分を省みますと、行動の起点の大半を心の衝動が占めていることに気づかされます。
まったくもって未熟の証
なんとかしなくてはと、思う場所から進めていません。
克己を念頭に
修身に励む
では人生で何を創り上げるのか
やはり仕事
自分のすべき仕事を最後まで続け
世の中、人々の役に立ちたい
そしてそれは
一日の八時間において為すこと
節度
修身
克己
これらを体現するために