Loading

COLUMNSブログ「論語と算盤」

天と人

2024年10月11日

敢に勇むときは殺さる。敢えてせざるに勇むときは活く。此の兩者或いは利あり。或いは害あり。天のにくむ所たれか其の故を知らん。是を以て聖人猶お之を難しとす。天の道は爭わずして善く勝ち、言わずして善く應じ、召さずして自ら來たり、たんぜんとして善く謀る。天網恢恢てんもうかいかいにして失わず。〔勇於敢章第七十三〕

 (何かあえてしようと勇む、押し切って何かしようと勇む者は殺される。あえてしようとしない、つまり退く勇気、動かない勇気、そういう勇気のある者は生き延びるであろう。

 あえてしようとする者、それからあえて進もうとしない者、この両者は一方には利益が、一方には害がある(というのは進まない勇気のある者は利益がある。あえて進もうとするものは害がある)

 天は何を憎むか。過度なるもの、満ちあふれることを憎む。しかし世間の人は、だれがそのことを知るであろうか(世間の人は、ひたすら進むこと、満ちあふれることがよいと思っている)

 だから聖人すら、この謙遜という、へりくだるということを難しいものとした。

 天の道は自分から何も争わない。争わないからこそ、あらゆるものに勝つことができる。

 天は一言もものをいわない。いわないからこそ、万物のほうが天の心に感応するのである。

 天道の中の、たとえば暑さ寒さの交代。これはだれも呼ばないのに自然とやってくる。

 それから天の働き、これは大きな平たい道のように坦々として容易であるが、しかも黙っていて、人間の持たない完全な計画性を持っている。

 その一つ。人間の法律は大物は逃がして小者をつかまえるだろう。しかし天の道はいたって目が粗い。いかにも抜け道がたくさんのようでいて、大悪人はけっして逃さない。

 聖人の道もまた然りである。)

<出典:『老子講義録 本田濟講述』読老會編 致知出版社>

 

 

 

 

 

天の働き

 

 

その働きを

敢えて超えた行動

無視した行動は

その者の中身や価値を

亡きものにする

 

その働きに準じて行動すれば

 その者は中身や価値を

  高めて生き延びることができる

 

 

 

 

 

進まない勇気

 

 

進む道が見え

進む力もある

ただし進まない

それを選択できますか

 

 

 

 

進み、発展して、満ち溢れることが、人類の本能なのでしょうか。

 

1万年以上続いた縄文時代、大規模な争い事は無かったと言われています。

 

しかし、産業革命以降の僅か250年ほどの間、世界の争いごとが無くなる気配は一切感じられません。

 

 

 

 

 

文明を持たない人類の幸せ

 全てを天に任せて生きる

  大切な人の死さえ天の計らい

 

文明を持った人類のさが

天の計らいを無視して欲を追う

死は物質の崩壊でしかない

 

 

 

 

 

人類は絶滅に向かっているのでしょうか。

 

数々の困難を乗り越えて来た人類、その行く末はどうなるのでしょう。

 

天、大自然の歯車が、人類という種の存在を排除しようと回り始めているように思われます。

 

 

 

 

地球上に人類は満ち溢れてきています。

 

現在80億人とされる世界人口、100億人、それ以上に増していくのでしょうか。

 

人類という種がさらに満ち溢れたとしても、それ以上に不幸も満ち溢れてくるのでしょう。

 

 

 

 

現在、世界中で争いごとが生じており、そしてその勢いは一層増しています。

 

これも、滅亡に向けた大自然の働きの一つなのかもしれません。

 

 

 

 

 

人類の誕生は大自然の働きの一環

 

それは人類の滅亡においても同じ

 

 

 

 

 

日本の眼前には危険が差し迫ってきています。

 

覇権主義国家が

沖縄の人々を洗脳しようと

活動しているとのこと

 

天の働きを超えたわざ

 放っておいても

  やがて朽ち果てるのでしょうが

   損害は生じます

 

 

 

私たちは

天の働きとして

覇権主義者の

姑息で陳腐な悪行を

逃してはいけません

 

 

 

天の道の働きは

大悪人を決して見逃さないのですから