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COLUMNSブログ「論語と算盤」

人のために生きてこそ

2024年8月17日

奮始怠終は修業の賊なり。躁心浮気は畜徳の賊なり。疾言れい色は処衆の賊なり。〔修身〕

さきはゆっくりやって後になってせかせかするのは事に応ずるの賊である。がさがさした心・うわっ調子な心は徳をたくわえる上での賊である。にくむところがあって荒々しく早口でしゃべり・顔色をはげしくするのは衆に処する上の賊である。)

<出典:『呻吟語を読む』安岡正篤著 致知出版社>

 

 

 

 

何かをしようとおっとり構えて

締め切りが近づくとバタバタと慌てる

そこに手抜かりが生じるとのこと

 

 

日々の生活の中に垣間見られる様子です。

 

 

 

 

スポーツの世界で有名な鈴木一朗氏(イチロー)、本田圭佑氏、大谷翔平氏などは、小学生の頃から自分の進む道を見つけてそのとおりになるという、凡人には想像もできないような生き方を見せてくれます。

 

最初から、何をどの程度まで為すべきかを理解しているようで、本番でバタバタする姿はありません。

 

 

 

 

一方で、世の中の問題にぶつかりながら、試行錯誤しながら、高い頂に到達する人も少なからずいます。

 

そのような人たちも、気づきを元に動き始め、何をどの程度為すべきかを計画し、それに従って進んでいるようです。

 

 

 

 

私を含め、いま多くの人に求められているのは、夢や志を持つこと、そしてそれを実現させるために、なすべき一歩は何かを知り、今日から着実に取り掛かっていくことなのでしょう。

 

 

 

 

 

今朝、強く心に感じ入った言葉があります。

 

 

 

人は人のために生きてこそ人

 

<高田明 株式会社ジャパネットたかた 創業者>

 

 

 

 

自分のためだけに生きていくのは寂しいこと

まして命を持たない財のために生きるのは空しいこと

 

 

声をかけたり

 笑顔で接したり

  些細なことでも

   人のためになれるはず

 

 

 

 

 

 

今日の教訓は、全て裏返しにして想いを馳せれば、良い生き方が見えてくるようです。

 

 

顔色や表情を穏やかに

丁寧に語り伝え

心を落ち着かせて

為すべきことを着実に行う

 

 

 

 

 

老後の初心忘るべからず

 

<世阿弥>

 

 

 

 

 

あと半年もしないうちに還暦を迎える身

 

もう一度

夢・志に向かって生きてみたい

 

 

人のためになることで